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お墓100年プロジェクト

お墓100年プロジェクト実行委員会によるブログ (お墓参り写真コンテスト フォトコン2017に応募しよう!)

草鞋を履いたお地蔵さん

 こんにちは 朝夕ぐっと寒くなり
遠くの山や、街路樹が色づき始めました。
皆様いかがお過ごしですか

今回は、少し前ですが東京に住んでいる親友と、京都市西京区にある
「妙徳山 華厳寺 鈴虫寺」へお参りした時のお話をしたいと思います。

親友Mさんとは、東京の同じ職場で出合い、かれこれ10数年長いお付き合いをしています。
彼女は、和製オードリーヘップバーン的な美人さんで、私達の披露宴へ出席してもらった時も
主人の仲間や同級生の男性陣がどよめいておりました
年齢は私よりもだいぶ年下ですが、そんな彼女もそろそろ結婚適齢期
今回の鈴虫寺のお参りは、そんな彼女からのリクエストでした。

鈴虫寺入口2

鈴虫寺は、縁結び・恋愛成就のお寺として有名で、大勢の参拝客が長蛇の列をつくるお寺です。
石段を上って行くと、そのお地蔵さんは穏やかな顔で参拝客を迎えてくれます。
まずは、受付をして広い畳敷きのお部屋へ通され、このお寺の住職よりお参りの仕方を
教えて頂きます。このお部屋には、ガラスケースの中にすごい数の鈴虫が飼育されており
何年も研究を重ねご苦労をされ、現在は一年中鈴虫が生息できるようになったとか
とはいえ、虫の苦手な私にとっては鈴虫の音色よりも、すごい数の鈴虫に終始、鳥肌もので
目の前のガラスケースをできるだけ見ないようにしていました
そんな中、住職より笑いを交えながら20分程お地蔵さんとお参りの仕方の説明があったのですが
そのお話の中で、お願い事は

「自分にふさわしい、身の丈にあったお願いをしてください!!」

想像もつかないような玉の輿に乗れますように!とか、そういう非現実的なお願いではなく・・
というような内容のお話に、二人で顔を見合わせ思わず吹き出しそうになりました
一緒に説明を聞いていた他の皆さんも爆笑

楽しいお話の後、お札を頂きお地蔵さんをお参りするのですが
こちらのお地蔵さんは、参拝された方々のところへお願いを聞きに来てくださるそうで
まずは自分の住所と名前を言い、その後お願い事をします。
遠くから参拝された方々のところへ行くために、このお地蔵さんは
草鞋を履いているのだそうです。草履を履いているお地蔵さんは
とても珍しいそうで、そう言われてみれば・・と
マジマジと見てしまいました。

鈴虫寺地蔵2

久しぶりに会えた親友の幸せを願いながら、ほのぼの楽しい1日を過ごしました

紅葉はこれから見頃を迎えます。
京都へお越しの際は足を延ばしてみてはいかがでしょうか





自然の猛威と人の力

 皆様こんにちは あっという間に10月に入り
ここちいい季節になりましたね
いかがお過ごしですか

ところで、各地で猛威を振るった台風18号
被害はありませんでしたか

ここ数年、異常気象を実際に肌で感じるようになり
この夏の異常な猛暑や、各地で竜巻や豪雨の被害など
テレビやネットで、何回となく目にしていましたが
いま思えば、『 うゎっ~大変!! 』と、まるで他人事のように
見ていたのだと思います。

実は、この台風18号により弊社も大きな被害を受けました。
会社のある場所から1km程離れた場所の川の堤防が決壊してしまい
広範囲に被害が及びました。
堤防が決壊したのは、早朝5時台だそうで
会社と離れた場所に住んでいる私達は、何も知らず
熟睡していました。
電話で、事の重大さを知るのですが、水の流れが激しく危険ということで
各所通行止めになっており、会社に寄り付くこともできません
一人で車に乗って飛び出して行った主人も、さすがに危機感を覚え帰宅。

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雨が止むのを待ち、遠回りをしながら会社敷地内に到着したのは
14時過ぎでした。会社までの道のり、目にした光景は
東北の津波をも思い起こす驚く光景でした。

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工場、事務所内を見た私たちは茫然

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あの日から今日までの16日間、朝早くから遅くまで
たくさんのご支援・ご協力を頂きながら夢中で復旧作業をしました。
中でも被災直後より、お彼岸直前の忙しい中、滋賀県内の石屋さんが
いろんな道具を携え、たくさん駆けつけていただき復旧のお手伝いを
して頂きました。県内とはいえ、琵琶湖を挟み片道1時間30分以上離れた
場所の石屋さんや、中には3日間も連続でお手伝いにきてくれる石屋さん。
石のプロ集団が工場内の機械を手際よく使いこなし、あっという間に泥をかき出し
洗い流すスピードには圧巻でした。

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休憩時間にはみんなで冗談を交え、笑いの絶えない勢いのある皆さんに
私達は本当に救われました。
お手伝いを頂いた最終日、石屋の皆さんにお礼を言い、お見送りした後、
泥が足首まであったドロドロの工場内通路が、ピカピカに綺麗になった光景に
復旧の速さの驚きと、感謝の気持ちで胸がいっぱいになり
主人と二人で泣きそうになりました

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人は、身をもって体験し初めて本当の痛みを知るのだと再認識しました。
そして自然の猛威と、それ以上に人間の持つ大きな力と優しさを痛感しました。
再度ここで、ご支援・ご協力を頂いた皆様、心より御礼申し上げます。

復旧に追われ、お彼岸のお墓参りにも行けませんでしたので
主人と一緒に、再スタートの報告に行きたいと思います。

 今回は、ちょっと暗い感じになってしまいましたが
次回は、笑いネタでいきま~す。







夏の終わりに

 この夏は、記録的な暑さと局地的な豪雨に見舞われ
とても厳しい夏でしたが、皆様いかがお過ごしですか
先日、お墓100年プロジェクトに参加されている皆さんと
化野(あだしの)念仏寺の『 千灯供養 』へ出かけました。
毎年8月23・24日地蔵盆の夕刻、境内にお祀りされた、たくさんの
無縁仏に蝋燭をお供えする行事です。
日暮れ前からぞくぞくと人が集まり、境内にお経が流れる中
1本づつ蝋燭に灯がともされて行きます。

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時間とともに蝋燭の灯りが増えてていきます。

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あたりが暗くなり厳かな雰囲気に変わっていきます。

遠いご先祖様に、それぞれの思いを胸に手を合わせます。
この国に生まれ、日々こうして元気に暮らせていることに
まずは、感謝を・・・。

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帰り道、地元の方々が竹と和紙であかりをつくり
家の軒下や空地に飾られていました。
和紙には、それぞれ手書きの絵がほどこされ
やわらかい光が目に入ってきます。

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夏の終わりを感じながら、穏やかな気持ちになれる時間でした

皆様、夏のお疲れが出ませぬようご自愛くださいませ。


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Author:フォトコン2017
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